こんにちは!ハタラクオンナです。
今回は、「オンナは弱小零細企業に入社すると人生詰む」というテーマでお話ししたいと思います。
皆さんは、会社員でしょうか?自営業でしょうか?
会社員の方は、大企業にお勤めであればこの話はあまりピンと来ないかもしれません。あ、そういう会社ってほんとにあるのね〜みたいな。
でもこれからお話しするのは、どこか遠くの国でもない、我が国日本に実際に起こっている話なのです!!
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弱小零細企業の実態
私は随分前ですが4年ほど社員数10人ほどの零細企業に勤めていました。零細企業に身を置いていたひとりとして、その実態について述べたいと思います。
考え方が古い
小さいけれど、新進気鋭のスタートアップ会社という感じでもなく、昔からやっている会社って少なからずあるんですよね。私がいた会社がそうでした。
自営業者がお手伝いを募ったらなんか知らんが規模が10人くらいになっちゃって会社みたいな形態になっちゃいましたみたいな会社。
以降述べますが考え方も昭和だし、会社組織としても中途半端な会社です。
社員数が少なく、年収が少ない
弱小な零細企業は多くの社員を抱えるだけの体力もなく、個々の年収もそこまで高く取れません。
とにかく、年収は安いです。
取れたとしても年収300万円位が限界ではないでしょうか。私は零細に勤めていた頃、朝から晩遅くまで平日毎日働いて最高年収300万円位でした。
ボーナスが宝くじだったりする
これ、嘘みたいな本当の話なんですが(さすがに1回限りのエピソードでしたが)、冬のボーナスが宝くじ5枚だったことがあります。
コンプライアンス的にどうなのか!って感じですが、当時はそれを追求する術もなく、300円しか当たりませんでした〜泣
勤務時間が長く、残業代は当然出ない
零細企業って社員を良いように使いたいのか、やたらと勤務時間が長いんですよね。
朝10時から夜20時勤務とか。で、間に2時間休みの規定があるけれど、実質は1時間しか休めない空気と言った感じです。
当然残業代は出ません。でも、定時に帰ったら「もう帰るの?」みたいな雰囲気を出されます。
それでも、残業代は出ません。
定時以降居残って成果物を期日までに作れるように頑張っても「居残るのはあなたの生産性が低いから居残ることになる」と言われるわけです。
何かあるとクビの話が出る
零細企業は取引先も零細で、取引先が「飛んだ」っていうことが2回ぐらいありました。
で、私たちがその尻拭いに奔走することも…。
飛んだ会社の社員は失業しているわけですよね。明日は我が身と思いながらやっていました。
ある時、何をピンチに感じたのか、社長がやたら機嫌悪い事があって、
「お前ら全員やめてもらうぞ!」と叫んでオフィスに入ってきたことがありました。
「お前ら解雇して失業保険で食いついないでもらう方が良いかもしれん!」とかブツブツ言われたりってことも…。大企業じゃありえないですよね(汗)
社内規定がない
零細企業って、きっちりと総務部などが設置されていなかったりするので、社内規定がないことも多いんですよね。
有給日数の定め、資格取得支援、慶長見舞金規定、セクハラ・パワハラ防止規定…一切ない。
だから、使用しているソフトが違法だったり、セクハラまがいの発言を受けたり、なんてことは日常茶飯事でした。
紙切れ一枚で…と言いますが、紙切れ一枚でルール、すなわち社内規定や何がハラスメントに該当するかなどを定めるか定めないかの差は大変大きなものです。
有給日数も定められていないので、休みを取得しようものならなぜかブーイングを受けます。しかも、上長との関係が深い人が休みを取ると咎められないのに、別の人(特に女性など)が休みを取るとブーイングを受けるなんて不公平も結構ありました。
オンナが弱小零細企業に入るとなぜ人生詰むのか
先に「零細企業の実態」を述べました。
これからは、特に女性に申し上げたいのですが、はっきり言って上記のような弱小零細企業に入社して骨を埋めるような気でいると、女性はマジで人生詰みます。
とにかくオンナに不利になる事が多過ぎなんです。
来客があるとオンナはお茶汲み要員
コンプライアンスなどの考え方も定めていないので、急な来客があると、女性の場合はお茶汲み要因として扱われます。
制作やデザイナーとして入社しているのに、来客の度にお茶汲みを強制的にさせられるような状態になります。
これが、たまにとかではなく、結構な頻度でした。
めちゃくちゃ集中して制作している時に来客があって、来客に気づかず、「お茶!」とか別の男性社員に言われると本当に発狂しそうなくらいイラつきます。
大企業であればデザイナーやエンジニアとして入社すればそれに付随する業務はもちろんありますが、お茶汲みのような実務と乖離した業務を強制される事はほぼないわけです。
オンナは産休・育休になれば解雇対象と言われる
特に女性において、零細企業で産休・育休を取りたいと言えば解雇や退職をして欲しいとほのめかされます。
私も零細に勤めていた頃、社長から「将来、子どもとか産むなら辞めてね」とはっきり言われました。言うに、「長期で休まれるとそれを埋め合わせする人員やら手配して、戻ってこられても困る」とのこと。
弱小零細には、産休・育休の基盤がないのです。
一般的な大企業ならそんな事ありえないですよね。明らかなコンプライアンス違反です。
弱小零細企業は明日にでも転職すべき
弱小零細企業に就職している女性は、骨を埋めるつもりでその会社に在籍するのではなく、明日にでも転職を考えるべきです。
「この会社はスキルアップのために在籍して、基盤のしっかりした転職先が決まれば早々に辞めてしまう」と言う心づもりでいるべきです。
そのための第一歩は、自分の市場価値を調べるという意味でも、まずは転職エージェントに登録することです。
弱小零細に勤めるとオンナは特に詰むメカニズム
弱小零細に勤めるとなぜだめか?
まず、どれだけ頑張っても給料が上がりません。
セクハラ・パワハラで疲弊します。人によってはうつ病になってしまう人もいます。(ここまでは男女関係ありませんね。)
来客の度にお茶汲み強制され、精神的に疲弊し仕事のパフォーマンスが下がります。
これは考えられる最悪のケースですが、
結婚するなどして妊娠しようものなら退職をほのめかされ、それを忖度して「まぁ、旦那の収入もあるし、自分の給料は少ないし退職するか…」と言いながら無理やり自分を納得させて渋々退職したとします。で、なんとその後、旦那がDVになって離婚になり、子どもを引き取ったはいいものの、養育費もほとんど払われない状態だったので何とか再就職しようとしても子持ちだとなかなか就職先が見つからず、母子が途方に暮れる…と言ったケースです。
もしこれが一般的な大企業であれば、選択的シングルマザーでも育休は取れます。
大企業でなくても自営などで経済的に自立していればこんな最悪のケースから免れるはずですよね。
零細企業は次のステップへの足掛け
今まで紹介してきた通り、現在弱小零細企業に今勤めているという女性は、今の会社を次のステップに進むための足掛け!として考えて欲しいのです。
厚生労働省の雇用・雇用のページを見ればわかりますが、零細企業ってコンプライアンスに違反している事が平気であります。
ぜひこの辺りの知識も付けてみてください。今いてる環境がいかに劣悪か感じる事ができます。
次のステップをコンプライアンス重視の企業にするもよし、自営で独立するもよし、零細ブラック企業に従順な従業員になって人生詰むなんて悲劇は起きないで欲しいものです!