こんにちは、ハタラクオンナです。
今回は、「大切な家族が亡くなったら行うこと(家族葬編)」というテーマで書いてみたいと思います。
今回は人が亡くなったら執り行われる通夜・葬儀〜納骨までについてフォーカスしてみたいと思います。
(注意)ここで挙げる事例はあくまでも私が喪主として経験した内容ですので、日程や内容などが違うケースももちろんあるという事をご承知おきください。
コンテンツ
覚悟を決める段階になったら事前に準備を
癌の終末期など、危篤に近い状態になったら、腹を決めて葬儀の事前準備をしなければなりません。私の場合は、切り詰められた時間の中でもあいみつができる【無料見積】全国対応 定額の家族葬・一日葬「葬儀コンシェル」を利用しました。親身になって相談に乗ってくれるのですごくおすすめです!!
遺体は一晩自宅か葬儀場の遺体安置所で保管される
「ご臨終です」と病院で医師から言われた瞬間、その家族は通夜、葬儀と怒涛のように迎える事になります。
人が病院で亡くなったら、悲しみもそこそこに、病院の人からは「葬儀屋さんに連絡してください」と急かされます。お昼に亡くなったら家族が揃うのを待って医師が正式に死亡確認をし、その1、2時間後には葬儀場に行くように促されます。
その時、病院から死亡診断書が葬儀屋さんか家族に手渡され、役所にそれを提出する事になります。私達の場合は葬儀屋さんが代理で役所に死亡届を出してくれていたようです。
死亡診断書・死亡届は必ずコピーをもらう
死亡診断書と死亡届は同じ用紙になっている場合がほとんどです。
そして、この死亡届は後々の相続や生命保険、名義変更などの手続きで必要になるケースがほとんどです。
ただ、手続き関連はほとんどのケースで原本である必要はなく、死亡診断書・死亡届のコピーで大丈夫です。
必ず死亡届のコピーを葬儀屋さんからもらうようにしましょう。
故人が亡くなって親族一同が悲しみに暮れるのもそこそこに、やる事や決める事が怒涛のようにやってきます。
やる事
- 職場、友人への訃報の連絡
- 香典を断るかどうか
決める事
- 花や死装束、振舞い(食事)の手配
- 葬儀と初七日法要を同一の日に行うかどうか
【やる事】職場、友人への訃報の連絡
このタイミングで、故人の職場や友人に訃報の連絡を入れます。
その際、
通夜葬儀の
- 時間
- 場所
- 香典、供花、供物等を辞退する場合はその旨
をできれば電話だけではなくメッセージアプリなどではっきり文字で伝えます。(個人的な香典などはお返しが大変なので辞退するのがおすすめです。)
(また、ごく近しい親族からの香典は葬儀代のカンパの意味もあるので受け取ってもいいかもしれません。お返しするのが負担になる場合は断りましょう。)
訃報の連絡は緊急なので故人の携帯電話を用いて行う場合もあります。とにかく、緊急なのでどんな手段でも構わないので連絡をとります。
故人の友人などと電話が通じない場合は、メッセージアプリ等で上記の情報だけを(何らかの事情で既読スルーとなったとしても)伝えるだけで OKです。
そして、自分自身も親族が亡くなった旨を職場の直属の上司と総務等に報告します。忌引休暇をもらう場合はその旨も伝えます。
職場から弔電と弔花がある場合がありますが、故人の職場以外の場合であれば、お断りしてもよいかもしれません。これでないといけない!という決まりはありませんので、ご自身達で判断しましょう。
【決める事】花や死装束、振舞い(食事)の手配
葬儀場に飾る花や遺体に着せる死装束をどうするかの話を喪主に決めるようにうながされます。
悲しみに暮れている親族控室でそんな話をされます。
お金の話も絡んでくるので、親族を刺激させないためにも、もし可能であれば場所を改めて喪主とスタッフだけで話せるようにしてもらってもいいかもしれません。
【決める事】葬儀と初七日法要を同一の日に行うかどうか
初七日法要とは
初七日法要とは、故人のご逝去後7日目に行う追善法要です。
仏教では、故人は死亡してから49日経つと極楽浄土に旅立つとされています。
この49日の間に故人が浄土へ行けるようにと願う法要を7日ごとに7回行い、初七日はその第1の法要です。引用:終活ネット
最近は初七日法要を葬儀と同日に済ませる場合も多いようです。
初七日法要を行っても葬儀と同日にしたとしても、故人を偲ぶ気持ちに変わりはないので、しきたりに縛られる必要はないかと存じます。
(初七日法要を葬儀と同日に行う場合、次の法要は四十九日法要になります。)
そして遺体はまず一晩、
- 自宅
- 葬儀場の遺体安置場所
のいずれかで保管されます。
どちらの場合も、体の内臓の腐敗防止のため、お腹にドライアイスを設置してもらえます。
最近は自宅がマンションだったり、構造上安置できるスペースがない、といったケースも増えてきているので、自宅で安置する場合と葬儀場の遺体安置所で安置するケース半々だそうです。
もし自宅から葬儀場が遠い、という場合は葬儀場で宿泊できる場合もあるので、その場合は遺体と一緒の部屋に宿泊できる場合もあります。
喪服や数珠も葬儀場から借りれる場合もあります。
また、自宅が近い場合は自宅に一旦帰ることもあります。
その際、棺の中に一緒に入れてあげたい物を用意しましょう。
最近は火葬場が厳しくなり、燃え残る物(プラスチックやカン、びんなど)は入れてもらえない事が多いです。
故人お気に入りの服やお見舞いの時にもらった病気平癒のお守りや千羽鶴などは紙なので入れてもらえます。
いずれも、特にこれでないといけない!という決まりはないです。
永眠1日後の夜、お通夜を行う
お通夜当日、親族は昼くらいには葬儀場の親族控室に集まります。
お通夜が始まる前に、「おくりびと」と呼ばれるスタッフが遺体をきれいにお化粧してくれたり、死装束を着せてくれます。
遺体はそのままの状態で置いておくとだんだん頬もこけてミイラのようになっていきます。
それを防止するため、頬がこけないように口の中に綿を詰めてもらったり、半分開いている目をきれいに閉じられるようにクリームを塗ってもらうたりします。
そういった特殊なお化粧をしてもらう事で、まるで遺体が眠っているかのようにきれいになります。
通夜には故人の職場関係者や友人が来ます。
その際に喪主になる場合は挨拶をする事があるので、何を伝えるのか事前にきめておきましょう。
永眠2日後の昼、葬儀を行う
葬儀は火葬場の手配の関係でお昼頃行われるのが一般的です。
親族は葬儀の2時間前には集まって諸々の準備をします。
葬儀においても喪主は来場者に挨拶をするので、その言葉も考えておくとよいでしょう。
葬儀が終わったら、来場者全員で会場に飾っていた花を棺に入れていきます。
その時故人に挨拶をしたり、体に触れる最後のタイミングになります。
連れ合ったご夫婦やパートナー同士などであれば、この時が故人にキスをできる最後のタイミングになります。
火葬場で火葬される
葬儀が済んだら、そのまま一同で火葬場に向かいます。
この時、家族葬の場合は職場の人や友人の火葬場への同伴はお断りして親族だけで向かうこともあります。
火葬場で故人が火葬炉におさめられるのを見届けた後、一旦葬儀場に戻って精進落とし(食事)を頂きます。
食事が済んだら、そろそろ火葬が終わっているので、また火葬場に向かいます。
火葬場で火葬された遺体と対面し、全員で収骨を行います。
亡き人を荼毘に付して収骨するのに関東と関西では収骨する量が違っていて、関東では全部の骨を灰迄含めて収骨するのに対して、関西では一部の骨しか収骨しません
引用:散骨、粉骨、墓じまい
関東では全量遺骨を収められるようですが、関西では遺骨の一部を収骨し、残りは共同墓地にひきとられます。
もしあなたが後に遺骨ダイアモンド(これを作るためには400gほど遺骨が必要だそうです)などを作りたいなどの場合などは事前にその件を火葬場の人に話しておき、残った遺骨ももらえるように手配しておきましょう。
四十九日まで遺骨を自宅で安置する
葬儀が終わったら、遺骨は故人の自宅で四十九日法要の日まで安置します。
毎日、お線香、食事には湯気の出る米、きれいな水を無理のない範囲で用意し、手をかけてあげましょう。
出勤前や帰宅後は祭壇に向かって手を合わせます。
四十九日法要
四十九日法要は命日から四十九日までに行う法要で、四十九日以降に行うのは良くないですが、日程の関係で四十九日より前に行うのは問題ないです。
この法要を以て忌明けとなります。
納骨の方法
四十九日が終わったら、一般的にはお墓に遺骨を納骨するケースがほとんどです。もし納骨する場合には火葬場から返却された「火葬許可証」が必要になってくるようです。
- 一般的なお墓に納骨
- 永代供養
- 遺骨ジュエリー
- 海、宇宙、自然の森林などに散骨
- 納骨せずに自宅に安置し続けるケースも
お墓に納骨ではなくいつでも故人と一緒にいたいという気持ちで遺骨をアクセサリーにしたりする場合もあるようです。
もちろん、ずっと自宅に安置しておきたい場合はそれでもよいとのことです。
故人を偲ぶのは一般的な方法はあれど、これでないといけない!というのはないので、あなと故人にとって一番ベストな供養の方法を選べばよいと存じます。
また、最近は既存の墓を持っている家庭であっても、核家族化も進んだ影響や、墓の後継者がいない、遠くに夢を追って出て行った子どもに負担をかけたくないといった理由で墓じまいをする家庭も増えています。
墓じまいをする場合は、諸々の手続きも必要ですので、プロに任せることが肝になります。
【わたしたちの墓じまい】改葬・行政手続き・墓じまいのことならすべておまかせください。
こういった節目の機会に検討してみる価値はあるかと存じます。